人は忘れゆく生きもの。けれど、決して忘れてはならないことがあります。
「3.11」
東日本大震災から、まもなく10年を迎えます。
10年前、私たち日本人は、未曽有の大災害からの復興に、一丸となって立ち向かうことを決意しました。
自衛隊、警察官…そして、地元の人々。歴史には名前も残らない多くの人々のたゆまぬ努力によって、道路や交通、インフラの復旧は、ほぼ実現されてきました。
とはいうものの、今もなお、避難者数はおよそ18万人、仮設住宅に暮らす方々もおよそ10万人と言われています。まだ、これほどたくさんの人々が、不便な暮らしを余儀なくされながら、あの日から10回目の「3.11」を迎えるのです。
毎年3月11日が近付くと、メディア等でも、被災地の話題が取り上げられます。でも、それ以外の日は…。
ついつい忘れてしまっている、という人が多いのではないでしょうか?私たち一人一人が、常に「3.11」の教訓を忘れず、今日も苦しい避難生活を続けている方々に思いを馳せ、また、必ず起こる大震災に向けて、できうる限りの備えを整えておかなければならないのです。
出典:資源エネルギー庁・在り方検討会最終報告より引用
地震から身を守るためには、大きな揺れに備えることが、まず大切です。さらには、東日本大震災の教訓を生かし、大津波にも警戒する必要があります。そして、その瞬間を乗り越えた後に待つ、厳しい避難生活への備えも決して忘れてはなりません。
地震が起きると、水道、電気、都市ガス…といったライフラインは、甚大な被害を受け、復旧にも相当の時間がかかります。そんな状況の中で、LPガスは、非常に重要な役割を果たします。
東日本大震災の際には、わずか数日で供給を再開したLPガス。もともと、LPガスは、「蓄えておくことができるエネルギー」です。さらに、「持ち運びができるエネルギー」でもあります。
避難住民への炊き出しにも、病院で命を繋ぐ治療にも、昼夜続けられる救助活動にも。
そして、10年経った今、仮設住宅でも。LPガスは、「生命と生活を守るエネルギー」として活躍しているのです。
「3.11」
あの日、大切な人が、大切だったものが、一瞬にして消えてしまいました。
残された私たちは、改めて、人の命の尊さ、かけがえのなさを知りました。
守りたい人がいる。
守りたいものがある。
LPガスには、それを守るための使命がある。
私たちELGはそう考えています。
10年目の節目を迎える今年。
どうか、もう一度、「もしもの時」のためのエネルギーの備蓄について、真剣に考えてください。
守ることができる命を今度こそ必ず守るために…。