8月27日 午後1時
REAL BBQ PARK千駄ヶ谷にお邪魔して、REAL BBQパーク事業責任者の松元様にお話を伺いました。
(取材・文責 プロパンKAZU)
Q1.何故今、都会でBBQなのでしょう?
BBQはいろんなスタイルがあって良いと思うんです。通常は河原や山でのBBQスタイルですよね。リアルBBQは違うBBQシーンを創造したいと考えました。
アメリカ、オーストラリアには家に帰ってからのBBQの習慣があります。
東京だと家でBBQしようとすると、周りの人に気を使ってしまい、特に煙、なかなか難しいですよね。
そこで都内の屋上に目を付けたんです。アクセスも良く、開放感が味わえる場所を探して。今年で6店舗まで拡げてきました。来年は、一都三県で20店舗まで増やして行きたいと考えています。
Q2.手ぶらでBBQは肉食女子のみならず都会人に刺さっているのでしょうか?
これだという答えはありませんが、感じていることとしては、開放された空間で、飲み会の設定時にはちょっと変わり種を狙ってる人達に受けが良いというか、箱の作り込みも重要なんですけど、BBQを皆で焼き、コミュニケーションがとれてワイワイ楽しめるところが良いのではないでしょうか。
平日は合コンや会社の飲み会、暑気払いが多いです。土日の昼間は子供連れのママ達でワイワイされていますね。屋上なので、お子様が多少騒がれても「うるさい」と言われないことが良いみたいです。
Q3.BBQは春夏、せいぜい秋までと思ってましたが、これからは冬も需要期となりますでしょうか?
リアルBBQは完全予約制なんですが、12-2月は確かに需要は下がりますね。予約がない日は開けません。プロパン+ヒーターを入れれば冬も愉しめると思いますね。冬にアウトドア気分でトマト鍋とかおいしそうじゃないですか。
Q4.御社を利用される方は、どんな方々で、何を求めていらっしゃるのでしょう?
リアルBBQは屋上以外も実は一店舗あるんですが、なかなか予約が入らないです。
屋上の開放感、プライベート感、もちろん夜景も楽しめる、そこが良いのだと思います。
Q5.BBQグリル(プロパン)で調理すると、どう旨くて、何故美味しいのでしょう?
炭だと水分が飛んでしまうんです。ガスでグリルだと水分を含んでジュージューと音がするジューシーな状態で出来上がる。それが美味しいんですね。炭は管理が大変、火をつけるのも大変です。だからといって炭の方がそんなに美味しいのか? というとそうでもない。
Q6.どんなメニューが特に美味しいのでしょう?
リアルBBQでは、お客さんに自分で焼いて頂き、切り分けるもお客さん。自分達でできるので愉しい。焼いたものをトルティーヤで巻いて食べるのが、うち流です。
皆さん、お洒落な雰囲気で愉しんでいらっしゃいますね。
貸し切りなので、縁日のような装飾をされたり、バースディ仕様にされたり、工夫を凝らす方も多いです。
お洒落な雰囲気のせいか、女子会も多いですね。男子会がないのは、男だけだと、川や山に行くからじゃないですかね。
Q7.肉質は問わず、どんな肉も美味しくなると伺いましたが、本当でしょうか?
ジューシーなので、どんな肉でも旨いですよ。
うちはOEMでレシピ作って食材を提供することが仕事なんですけど、米国では、デカい塊の肉を丸ごと焼くのが起源。
蓋付きグリルなので、お客様には焼き色つけてから、蓋をして15-20分蒸し焼きにして下さいとアナウンスしています。ジュージュー出来立てはやはり美味しいですから。
Q8.チャコールBBQと比較すると、費用対効果、運用面(機器の掃除やガス充填)でどのようなプラス、マイナスポイントがあるのでしょう?
プロパンガスだと、チャコールより格段にコストが上がるように思われるかもしれませんが、実はガスの方が安いんです。チャコールもピンからキリまでありまして、ある程度炭にこだわっていかないといけません。すると、結構高くつきます。
管理の大変さを考えると、運用面でも圧倒的にプロパンガスの方が良いですね。
炭の継ぎ足しは簡単じゃない。そんな経験から、管理面、安全性、効率性全ての面でプロパンガスに軍配が上がりました。
松元様、お忙しいところ、丁寧にご説明頂きありがとうございました。
(プロパンKAZU)